FODMAPについて

FODMAP

みなさんFODMAPという言葉をご存じですか?

お腹が弱い方、特に過敏性腸症候群(IBS)や炎症性腸疾患のある方は特定の糖類を小腸で吸収できず、
大腸でその吸収できなかった糖類が過剰な発酵をおこし便秘や下痢の症状を引き起こすことがあります。

IBSは食事やストレスが原因と言われており、その食事に関する一つにFODMAPというものがあります。

FODMAPとは頭文字をとったもので

F(fermentable 発酵性)
O(oligosaccharides オリゴ糖:ガラクトオリゴ糖とフルクタン)
D(disaccharides 二糖類:二糖類に含まれる乳糖、ラクトース)
M(monosaccharides 単糖類:フルクトース)
A(and)
P(polyols ポリオール)

たくさん発酵性の糖類を含むものを高FODMAPといい、摂取すると症状がでやすくなるかもしれません。
なので低FODMAPの食材を中心に試してみて、1種類ずつ食べれる食材をさがしていくという感じになります。

主なNG食品をご紹介

穀物⇒小麦、大麦、とうもろこし(小麦を含むパンやケーキなどもNGです)など

野菜⇒たまねぎ、にんにく、にら、さつまいも、豆類(大豆、あずきなど)など

果物⇒リンゴ、すいか、もも、なし、柿、アボカド、サクランボなど

調味料⇒トマトケチャップ、はちみつ、オリゴ糖、キシリトール、わさびなど

乳製品⇒牛乳、乳糖ふくむもの、ヨーグルト、アイスクリーム、プロセスチーズ(チーズは種類による)、チョコレートなど

ナッツ⇒アーモンド(10粒以上)、カシューナッツ、ピスタチオなど

これをみると結構な食材が含まれており、特に小麦やたまねぎは日常で多く使われることでしょう。
厳密にやりたい場合は高FODMAPのものを全部抜き1、2週間試してみれば成果がわかりやすいと思います。

ただ、ダイエットととしてやるのはおすすめしません
おなかの調子が悪いことやなにか思い当たる節がない限り偏食につながることはやめましょう。

短期間でわかることでもないので長期的に自分の体をつかって試してみてこの食材は食べれる食べれないがわかると思います。
自分も1年ほど小麦を試したり、体調の記録をしてやっている途中です。
現時点で小麦、にら、きなこあたりがだめなようです。にらは特にわかりやすく症状がでます。

乳糖はすでに乳糖不耐症を考えられていたため乳製品は慎重に対応しております。

自己判断でやることは誰も責任はとれませんので慎重に、効果がみられない場合はやめること、
症状に悩んでいる場合は適切な医療機関に受診して診断され医師の指示に従うことが一番だと思います。

気にはなるけどそこまでやる気にはならないなという方は和食を中心にした食生活を送ってみて体調の変化をみてはいかがでしょう。

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