今思えば新人に優しくない環境(栄養士体験記2)

研修期間

4月1日が正式入社なんですが2週間前ほど研修兼引継ぎ作業ということで
おやつの時間まではたらきました

もちろん時間給でお金はいただきました

その前にも行事のお手伝いという形で参加させてもらいましたが
それは完全に給食業務ではなく保育園の行事参加でした
保育士さんにとっては結構大きな行事なので忙しそうで会話的なものもなく
指示されたことをぼけぇっとやっておりました

ここで言われる前に行動しろよと言われたとこでなにも知らない
勝手もわからない状態なので指示を仰ぐという感じでした
別に人手がすごく足りないわけでもなくこの役目いらなくね?みたいなこともやったり
最終的に職員会議という反省会のようなものまで参加させられ感想を述べてました

人見知りで人前で話すのが苦手なので本当に嫌でしたね
パニックになりながらも述べた感想を以後登場する先輩先生(調理員)に
「とかって言葉は使っちゃいけないよ」
こっちは緊張極まってる中のダメ出しされひどく凹みました

今思えば感想なんだからそんなこといういわれもないし
親切心で言ったのかもしれないけど初対面の新人にいうことじゃないと思います
こんな感じで先輩先生の第一印象最悪でこの先がひどく憂鬱なものとなります

研修作業で担当ふりわけ

私といっしょに栄養士として入社した子と担当を振り分けることに
同い年で学校も一緒ながらほぼ接点のなかったのかつ自分とは真逆のタイプでした
めちゃめちゃいい子でさっぱりした性格で本当にこの子と同期でよかったなと感謝しかありません

調理の担当箇所は
離乳食、主菜、副菜(主にサラダ)、スープ(麺ゆでも含む)と別れておりました
洗浄は食洗機を流すほうと受けるほうで二人、食缶等を洗う人、食缶を乾かすスペースはないため拭く人

新人はまず離乳食とスープを担当し、洗浄は食洗機のほうとなりました
なんとなくの流れで最初の月は離乳食を担当することに
学校で習ったのは2コマ程度(ちなみに1コマはサボってました)
なのでほぼ知識はない状態ながら今までの離乳食担当の方におそわりながら作ります

離乳食の基本

野菜をスティック状に切って柔らかく煮ます
ニンジンやダイコンなどはかなり煮ないとかたくてたべれないのですが
かぶやジャガイモ、かぼちゃ(角切り)は程よいかたさでやめないと手で握ってたべることができません
ここらへんはやっていって経験や乳児クラスの先生たちからの意見で改善していくのですが
家庭にあるコンロ以上に大きいものなので火力の調整、時間配分(なぜかタイマーを使うことがなかった)、ほかに作業をしながらの進行なので形が崩れてしまうこともしばしば

大苦戦トロミ加減

野菜スティックのほかに細かくした野菜や豆腐、シラスなどを煮込んだ通称ドロドロをつくりますが
ただ煮込んで片栗粉でとろみをつけるだけで非常に簡単なのですが
問題はこのトロミ加減、喫食直前に仕上げるのがもちろんいいんですが熱すぎると食べれないので
少し早めにしあげる必要があります

特に冬場は冷めやすく加熱した状態とはまるで違うトロミ加減で
何度となく担当の先生からご指摘はうけました
今思えば水の量や片栗粉の量をはかればもっと安定してつくれたんですがね…

基本的に適量というスタンスで慣れて覚えろ

やって慣れろという雰囲気でスープ担当になったときに塩分濃度を測っていたら
舌でわかるようにすべきで基本使わないでという…なぞのルールができたのです

離乳食の味付けはごくごく薄めで仕上げる必要がありほぼ味はしません
味が濃いほうが問題なので味付けはそこまで苦労はなかったです

栄養士として作業工程表の作成があるのかと思いきやここではそんなものはありません
慣れているから不要だったのでしょうし、ほぼ担当制なので自分で順序がわかればいいという感じでした
新人には全く優しくない環境でもちろん意見が言えるわけも改善を提案できるわけもなく
それを当たり前としてなれるしかなかったのでした

休憩時間やまだ事務作業が本格的にはじめてなかった空き時間は
このような本を読んで勉強しました

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