保育園での離乳食(栄養士体験記12)

離乳食

保育園なので1歳未満の子も預かります
ミルクは保育士さんが作って飲ませてくれますが離乳食を保育園で始める子もいます

はじめて食べるものはお家で慣れてきてからなので卵は基本使用せずごはんと野菜中心に始めます

アレルギーの疑い(兄弟やご家族がアレルギーもちの場合)がある場合は検査するまではアレルゲンになりそうな食材はひかえ別のもので対応します

離乳食では小麦と大豆の使用があるのでありなしでつくったりもします

離乳食でつくるもの

ごはん、野菜のスティック、細かくした野菜煮込み(通称ドロドロ)、汁物

野菜スティックはニンジン、大根、かぶ、じゃがいも、かぼちゃ、里芋、さつまいもを二種類
イモ類同士にはならないようにしてたのでローテーションで組んでました

野菜煮込みはニンジンと玉ねぎを必ず入れいて、そこにキャベツ、白菜、小松菜、ほうれん草の細かくした野菜と
豆腐、シラス、高野豆腐、ひき肉、麩、白身魚、ツナ、ひじきなどどれか入れ
味付けは醤油かトマトかコーンクリームでした
片栗粉やそのままいれられるとろみづけを入れてほどよいトロミにして提供してました

保育園での調理でも毎回刻むのでなくフードプロセッサーで細かくしたのを1回分を製氷機に入れて保存してました

離乳食だけでなく刻み作業が簡単にできるので普段の料理から多めに刻んでおいてストックしておくのが大変便利で使いやすいです

トマト缶とコーンクリームの味付けも一回量を冷凍保存してました

汁物はだしパックと昆布だしの合わせでだしの素は使いませんでした
塩分濃度は通常が0.7%ぐらいだったので0.5%程度に薄めたものにしてました

離乳食初期(5~6か月)
おもゆとペースト状の野菜をお湯で溶いたものからはじめます
おかゆをつくるときの上澄みなのでおかゆをつくる必要がありますね

離乳食中期(7~8か月)
つぶしがゆ、ステック野菜を細かく刻んだもの、ドロドロ、汁物
スティック野菜はスティック状で提供するものより柔らかくするので長めにゆでます
つぶしがゆが時間がかかるので煮込みが短いとなかなかできなくて大変でしたね
つぶすのを漉し器を使いながらだったので少量ならいいですがお茶碗1杯分ともなると結構大変でした

離乳食後期(9~11か月)
おかゆ、スティック野菜をさいころサイズに切ったもの、ドロドロ、汁物
1.5センチ角ぐらいの大きさぐらいにしたさいころに加熱後に切ります

離乳食完了期(1歳~)
軟飯、スティック野菜、ドロドロ、汁物
子供が持ちやすいようにスティックタイプで加熱するのでとくに何もしません
様子を見ながら食べやすいサイズに切った麺類や主菜を取り入れていくようにします

おかゆはごはんから

たけたごはんに水を入れて軟飯から作っていき煮込んで作っていきました
ごはんは毎回作るのですが、普通の家庭なら多めに作って冷凍保存するのが効率よく楽ができますね
その日の人数や体調でオーダーをもらうので臨機応変に対応する必要がありましたね

冷凍はちょっと嫌だなという方は普通のごはんを炊くときにこのような便利なものもあるのでつかってみるのがいいです

使う食器もその都度対応

使用するスプーンも月齢で違うのでそれも人数にあわせてセットしてました
保育士さんがその子に合わせて使えそうなスプーンを選択してくれるのでそれに合わせます

保育園の離乳食

やることとすれば大変なことはあまりありませんが
こまごまとした作業でその時の体調も変化するので変動はかなりあります
アレルゲンの混入がないように気を付けるのとその日の使用食材の報告はきちんと行うようにしてました

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