アレルギーとグルテン不耐症とフルクタン不耐症
この3つに共通する食べ物は「小麦」です
どれも体調不良を起こすものですがどれも同じ小麦を摂取することで起こりますが
起こるメカニズムや症状が違います
アレルギー
食物アレルギーで卵や大豆、乳と並んで代表的なものになると思います
アレルギーはどうしておこるのでしょうか?
食べ物に含まれるアレルゲン(おもにたんぱく質)に免疫が過剰に反応するためと言われています
小麦でいうとグルテンなのですが、アレルギーと不耐症は異なります
幼少期のアレルギーは大人になるにつれ改善していく見込みはありますが
大人になってから発症した場合は治ることは難しいといわれています
また不耐症とは違いアレルギーは最悪の場合アナフィラキシーショックという命を落とす危険があるので
自己診断はせず必ず検査をして確認しましょう
アレルギー検査は血液検査でわかります
そして医師の判断のもと小麦除去の食生活をおくるようにしましょう
どの程度の小麦は大丈夫なのかきちんと見極めておくことが必要になります
重症のアレルギーの場合は醤油やみそなどの調味料に含まれたものでも反応してしまったり
体調の良しあしでも反応は変わってくるので気を付けましょう
グルテン不耐症
グルテンは小麦の中に含まれるたんぱく質の一種で
グルテンを消化分解できないことで体調不良をおこすものです
また重度の症状で小腸が障害をうけ栄養吸収に支障をきたし栄養失調をきたす場合もあり
これはセリアック病という病気になることもあります
同じたんぱく質で免疫の反応によるものと一緒ではあるが
診断方法は違うもので、アレルギーと似通った症状はあるものの消化器症状が主で
蕁麻疹などはなく(疱疹状皮膚炎という症状はあるようです)
アナフィラキシーのような迅速に対応すべき危機的症状はないと思われます
もちろんアレルギーでないから気にしないで大丈夫と言わけではなく
症状改善のためにはグルテンを摂取しないことが一番です
診断方法は小腸の症状を確認することで確定されるようですが
食べた状態のものとやめてから症状が改善するかでの判断となります
このため手軽に判断は難しいので小麦の摂取をやめてみてどのように体調の変化があったか
ご自身で見極めることである程度は知れるということになってます
あくまで自己判断によるものなのでそこはご自身の判断にお任せします
フルクタン不耐症
こちらも不耐症ということで前述したものと似ており
原因物質がフルクタンということになります
フルクタンは小麦以外にも玉ねぎのネギ類、にらやアスパラガスに含まれています
胃腸への障害、膨満や下痢などの症状が主で症状からグルテン不耐症との差別はできません。
こちらも不耐症ということでアレルギーとは異なります。
検査は呼気検査があるようでフルクタン消費後のガスの生成で判断できるようです。
小麦をやめたから症状が改善する可能性もありますがフルクタンはほかの食品にも
ふくまれているのでグルテンが原因かフルクタンが原因かの違いは小麦だけでは判断できません
調べているうちにどれがどうなんだとこんがらかってきたので少しまとめてみました。
たくさんのものに含まれている小麦が原因の可能性が見えてきたらまず減量
アレルギーが疑われる場合はきちんと検査をしましょう。
小麦なしの食生活も慣れればとくに困ることはありません
もちろん個人の好き嫌いにもよりますが…苦笑
お米が嫌いとなるとなかなか大変かもしれませんね
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